
【クロスチェーンDEX】SushiSwap(スシスワップ)とは?特徴から使い方まで徹底解説

SushiSwapってよく聞くけど、どんなサービスで、どうやって使うの?
SushiSwapについて、まるっとわかりやすく教えてほしいな。

よし、今回はSushiSwapについて解説するぞ。
この記事の信頼性
この記事を書いている編集長は、日本語での情報がほとんどない2020年からDeFiを利用し、仮想通貨関連のブログで月50万円ほどの利益を得ています。
その経験をもとに、初心者向けにSushiSwapの概要、特徴から始め方まで詳しく解説していきます。
世界No.1の取引所
もくじ
SushiSwap(スシスワップ)とは?

SushiSwap(スシスワップ)は、世界トップクラスのクロスチェーンDEX(分散型取引所)の1つ。
DEXとはブロックチェーン上に構築された、特定の管理者がいない仮想通貨取引所のことをいいます。
>>【初心者向け】DEX(分散型取引所)とは?【始め方まで徹底解説】
対応チェーン | イーサリアム (BSC、ポリゴン、ファントム、アービトラム、アバランチ) |
設立日 | 2020年8月 |
ユーザー数 | 570万人 |
取り扱い通貨数 | 432 |
預かり資産(TVL) | $874 Million(約1,250億円) |
日本語対応 | ○ |
SushiSwap誕生の背景
SushiSwapはUniswapのソースコードを丸々コピーした形でスタートしました。
>> Uniswap(ユニスワップ)とは?特徴から使い方まで徹底解説
シェフ・ノミを名乗るナゾの人物が「ヴァンパイア攻撃」を仕掛け、Uniswapのユーザーにインセンティブを付ける形で830万ドル(当時880億円)の流動性とユーザーを強奪。
- ヴァンパイア攻撃とは?
- オープンソースコードをコピーして機能を丸パクリし、その代わりユーザーに何かしらのインセンティブをつけることで、コピー元のユーザーや流動性を奪い取る攻撃。
さらに、開発資金の37,400ETH(当時14億円相当)を持ち逃げした疑惑で、ユーザーの批判の声に耐えられなくなり、FTXの創業者であったサム・バンクマン=フリード氏に運営権を譲渡。
その後シェフ・ノミ氏は謝罪し、資金を自主的に返還。
To everyone. I fucked up. And I am sorry.
— Chef Nomi #SushiSwap (@NomiChef) September 11, 2020
最終的にパクられたUniswap側にも流動性が戻り、一件落着という背景があります。

当初はネタ枠として扱われていたSushiSwapも今では立派なDEXになっているぞ。
SushiSwap(スシスワップ)の特徴

SushiSwapの大きな特徴は以下の3つ。
- AMM型のDEX
- ガバナンストークンSUSHIを発行
- 世界初のクロスチェーンDEX
AMM型のDEX
SushiSwapはAMM型の取引所で、ユーザー同士がウォレットを介して直接仮想通貨を交換できるのが特徴です。
取引の価格は独自のアルゴリズムに従い、自動で最適な流動性のバランスを調整。
また管理者を置かずに仲介プロセスを排除することで、人為的なミスやエラーを避け、ムダな手数料を省くことができるというメリットがあります。
AMMの詳しい仕組みは、以下の記事にて解説しています。
>>【初心者向け】DEX(分散型取引所)とは?【始め方まで徹底解説】
ガバナンストークンSUSHIを発行
SushiSwapではガバナンストークンである「SUSHI」を発行しています。
ティッカー | SUSHI |
時価総額 | $146 Million(約200億円) |
時価総額ランキング | 157 |
取り扱い取引所 | Binance, Coinbase, KuCoin |
発行枚数上限 | 2億5000万枚 |
SUSHIの保有者は、SushiSwapプロジェクトの運営方針や新機能の提案などの投票権を持つことはできます。
さらに、投票の影響力はSUSHIをどこにステーキングするかによって変わってきます。
- MISO:トークンによる新規プロジェクトの資金調達ができるIDOプラットフォーム
- Onsen:トークンを預けてロックすることで手数料と利息を得るプラットフォーム
- KASHI:レバレッジ取引を行うユーザーが資金を借りるプラットフォーム
どのサービスにも流動性が必要のため、ユーザーの資本をプールに提供してもらう代わりに、報酬としてSUSHIや手数料を分配する仕組みになっています。

それぞれのプールの流動性を管理するシステムは「BentoBox」と呼ばれているんだ。
世界初のクロスチェーンDEX
SushiSwapはUniswapのコピーからはじまったため、元々はイーサリアムチェーンのみの対応でした。
しかし、いち早く複数のブロックチェーンでの取引に対応したDEXとして成長を遂げました。
現在では、以下17のネットワークに接続されており、選択肢の多さではズバ抜けています。
イーサリアム・アービトラム・アービトラムノヴァ・ポリゴン・ノーシス・ファントム・ムーンドライバー・ハーモニー・アバランチ・オプティミズム・ムーンビーム・フューズ・BSC・カヴァ・メティス・テロスEVM・セロ
これにより多くのユーザーを囲い込むだけでなく、異なるチェーン間での取引を可能にし、ユーザーの利便性が大きく向上しました。
SushiSwap(スシスワップ)の始め方

SushiSwapの始め方は、以下の5ステップです。
- Binanceで口座開設
- Binanceで仮想通貨を購入
- Metamaskをインストール
- Metamaskに送金
- MetamaskとSushiSwapを接続
① Binanceで口座開設
SushiSwapを始めるには、仮想通貨取引所の口座が必要になります。
というのも、SushiSwapの取引にはイーサリアム(ETH)などの仮想通貨が必要になるからです。
取引所は複数ありますが、国内取引所よりも手数料が抑えられるBinanceをおすすめします。
世界No.1の取引所で、使いやすさ・安全性ともにトップクラスですし、口座開設はもちろん無料なのでサクッと登録しておきましょう。
② Binanceで仮想通貨を購入
Binanceで口座を開設できたら仮想通貨を購入します。
どのチェーンを使うかによって、必要なコインが変わりますが、今回はイーサリアム(ETH)を例に解説します。
Binanceならクレジットカードを利用すれば、日本円からETHを直接購入できるのでおすすめです。

Binanceの詳しい使い方は、以下の記事を参考にどうぞ。
>>【徹底ガイド】Binance(バイナンス)の口座開設方法とは?
③ Metamaskをインストール
DeFiサービスを利用するには、仮想通貨のウォレットが必須。
その中でも、イーサリアム系のウォレットMetaMaskがおすすめです。
MetaMaskの導入がまだの方は、以下の記事を参考にインストールしてみてください。
>>【究極ガイド】MetaMaskとは?設定から使い方まで徹底解説!【Web3へのパスポート】
④ Metamaskに送金
MetaMaskをインストールしたら、SushiSwapの取引に必要なイーサリアム(ETH)を送金します。
Binanceで購入したETHをMetaMaskに送金しておきましょう。
MetaMaskへの入金方法は以下の記事を参考にしてください。
>>【究極ガイド】MetaMaskとは?設定から使い方まで徹底解説!【Web3へのパスポート】
⑤ MetamaskとSushiSwapを接続
最後にSushiSwapの公式サイトにアクセスし[Enter App]をクリックします。

画面がapp.sushi.comに遷移したら、右上の[Connect to a Wallet]を選択し[MetaMask]を接続すればOKです。

あとはスワップで好きな仮想通貨に交換したり、流動性プールに仮想通貨を預けて利息をもらうなどしてDeFiを体感してみましょう!
SushiSwap(スシスワップ)の将来性

それでは、SushiSwapの将来性や今後の展開についてまとめていきます。
- DeFiマーケットの拡大
- SushiDAOの構成
- Shoyu NFTのリデザイン
DeFiマーケットの拡大
DeFi市場は2020年を皮切りに右肩上がりで拡大しています。
銀行や金融サービスにアクセスできない人でもオープンな市場であることから、今後も世界中でユーザーが増え続ける期待がされています。
その中でも老舗かつ複数チェーンに対応しているSushiSwapはすでに圧倒的なポジションを築いており、DeFiサービスの入口として大きな役割を果たすでしょう。
SushiDAOの構成
SushiSwapはSushiDAO(分散型自律組織)を設立する予定です。
コミュニティ内より「法的リスク軽減のためにスイスに財団を設置する」という提案があげられ、賛成多数により可決。
これにより、トークンの所有者やコミュニティの責任の所在が明確になり、より安定した運営が行えるようになります。
設立の経緯からも問題が多かったため、この動きはプロジェクト全体にとって賢明な判断と言えるでしょう。
Shoyu NFTのリデザイン
SushiSwapは、2021年にクローズドのNFTプラットフォーム「Shoyu NFT」をリリースしました。
現在はイーサリアム上に構築されており、ガス代の負担が大きいため、改善版の「Shoyu 2.0」に向け開発が進められています。
「Shoyu 2.0」では、他のNFTマーケットプレイスに比べ最大54%のガス代を削減、SushiSwapとの完全統合を目標に掲げています。
統合が完了すれば、NFTコレクターの自由度も上がり、SushiSwapでのトークンの取引量も活発化するためSushi経済圏全体にとってプラスになるはずです。
SushiSwap(スシスワップ)についてよくある質問

最後にSushiSwapに関するよくある質問に答えます。
- SushiSwapのトークンはどの取引所で買える?
- SushiSwapを利用するリスクはどうなの?
- SushiSwapの利益は税金がかかるの?
SushiSwapのトークンはどの取引所で買える?
SushiSwapのガバナンストークン(SUSHI)は、日本国内の取引所では取り扱いがありません。
海外取引所のBinanceなどで直接購入するか、SushiSwapでスワップをする必要があります。
仮想通貨投資の幅を広げるために、国内取引所だけでなく、600種類以上の銘柄を取り扱っているBinanceで口座開設をしておきましょう。
SushiSwapを利用するリスクはどうなの?
SushiSwapのようなDeFiサービスには以下のようなリスクが考えられます。
- トラブルは自己責任
- インパーマネントロスの可能性がある
- 草コインに注意
SushiSwapのようなDEXは特定の運営主体がいるわけではないので、ハッキングや操作ミスで資産を失ったとしてもすべて自己責任となってしまいます。
特に、イールドファーミングを行う際には通貨ペアの価格変動による変動損失(インパーマネントロス)のリスクがあります。
SushiSwapのようなDEXでは、通貨ペアを50:50で預け入れる必要があるため、一方のコインの価値が下がれば預けた時より減ってしまう可能性もあることを頭に入れておきましょう。
また、SushiSwapには有象無象の草コインが上場されており、大きなリターンのチャンスがある反面、大きなリスクも孕んでいます。
草コインに投資をする際は、リサーチを徹底した上で、分散投資を心がけましょう。
SushiSwapの利益は税金がかかるの?
結論、SushiSwapなどの海外取引所を利用しても、利益が出れば所得税などの税金が課されます。
所得税法では、日本に住所がある場合、国内・国外を問わず生じた所得(利益)すべてが税金の対象になることが規定されています。
確定申告が必要になってくるので、仮想通貨に詳しい税理士など専門家に相談しましょう。
まとめ
ということで、この記事では世界初のクロスチェーンDEXの「SushiSwap(スシスワップ)」について、特徴から始め方までまるっと解説してきました。
決して誉められるスタートではありませんでしたが、多くのユーザーを抱えており、DEXでも5本の指に入るポジションを築いています。
入れ替わりの激しいブロックチェーン業界で、独自の機能追加でプロジェクトを昇華させた開発力は目を見張るものがあり、今後も成長が期待できます。
そんなSushiSwapに今のうちに触れておくことで、数年後の先行者利益を得やすくなります。
Web3の流れに乗り遅れないためにも、仮想通貨取引所の口座開設を済ませておきましょう。
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口座開設はもちろん無料なので、今すぐ口座を開設して取引をスタートしてみましょう。
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