
PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは?特徴から使い方まで徹底解説

PancakeSwapってよく聞くけど、どんなサービスで、どうやって使うの?
PancakeSwapについて、まるっとわかりやすく教えてほしいな。

よし、今回はPancakeSwapについて解説するぞ。
この記事の信頼性
この記事を書いている編集長は、日本語での情報がほとんどない2020年からDeFiを利用し、仮想通貨関連のブログで月50万円ほどの利益を得ています。
その経験をもとに、初心者向けにPancakeSwapの概要、特徴から始め方まで詳しく解説していきます。
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もくじ
PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは?

PancakeSwap(パンケーキスワップ)は、BSC(バイナンススマートチェーン)上に構築されたDEXです。
DEXとはブロックチェーン上に構築された、特定の管理者がいない仮想通貨取引所のことをいいます。
>>【初心者向け】DEX(分散型取引所)とは?【始め方まで徹底解説】
対応チェーン | バイナンススマートチェーン |
設立日 | 2020年9月 |
ユーザー数 | 190万人 |
取り扱い通貨数 | 3,535(4,051種のペア) |
預かり資産(TVL) | $2.9 Billion(約4,150億円) |
日本語対応 | ○ |
PancakeSwapは他のDeFiプロジェクトに比べ手数料が低く設定されており、DeFi初心者でも利用しやすいのが特徴。
また、世界最大の取引所のBinance(バイナンス)から出資やアドバイスなど戦略的なバックアップを受けているため、期待値がかなり高いプロジェクトといえるでしょう。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の特徴

PancakeSwapの大きな特徴は以下の3つ。
- AMM型のDEX
- ガバナンストークンCAKEを発行
- イーサリアム系でないため低コスト
AMM型のDEX
PancakeSwapはAMM型の取引所で、ユーザー同士がウォレットを介して直接仮想通貨を交換できるのが特徴です。
取引の価格は独自のアルゴリズムに従い、自動で最適な流動性のバランスを調整。
また管理者を置かずに仲介プロセスを排除することで、人為的なミスやエラーを避け、ムダな手数料を省くことができるというメリットがあります。
AMMの詳しい仕組みは、以下の記事にて解説しています。
>>【初心者向け】DEX(分散型取引所)とは?【始め方まで徹底解説】
ガバナンストークンCAKEを発行
PancakeSwapではガバナンストークンである「CAKE」を発行しています。
ティッカー | CAKE |
時価総額 | $586 Million(約840億円) |
時価総額ランキング | 68位 |
取り扱い取引所 | Binance, KuCoin, Huobi Global |
発行枚数上限 | 7.5億枚 |
一般的なガバナンストークン同様に、プロジェクトの運営に関わる投票に参加できるだけではなく、幅広い役割を持っているのが特徴です。
- ステーキング報酬
- イールドファーミング報酬
- IFO(新規上場コイン)の優先購入
- 宝くじのチケット購入
- NFTのミント

元々は無制限に発行していたCAKEだけど、価値を上げるために7.5億枚に上限を設定したんだ。
イーサリアム系でないため低コスト
DeFiサービスといえば、イーサリアムチェーンを基盤としているプロジェクトが多い中、PancakeSwapはBSCチェーンを採用。
BSCでは、イーサリアムチェーンによくある処理速度の遅さやガス代(手数料)の高騰などの弱点を克服。
また、プラットフォーム側の取引手数料もPancakeSwapに軍配が上がっています。
PancakeSwap | Uniswap |
0.25% | 0.3% |
こうした理由から、PancakeSwapでは圧倒的に低コストで取引を行うことができるので、少額の取引でも手数料負けしにくいメリットがあるといえます。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の始め方

PancakeSwapの始め方は、以下の5ステップです。
- Binanceで口座開設
- BinanceでBNB(バイナンスコイン)を購入
- Metamaskをインストール
- Metamaskに送金
- MetamaskとPancakeSwapを接続
① Binanceで口座開設
PancakeSwapを始めるには、仮想通貨取引所の口座が必要になります。
というのも、PancakeSwapの取引にはバイナンスコイン(BNB)が必要になるからです。
取引所は複数ありますが、国内取引所よりも手数料が抑えられるBinanceをおすすめします。
世界No.1の取引所で、使いやすさ・安全性ともにトップクラスですし、口座開設はもちろん無料なのでサクッと登録しておきましょう。
② BinanceでBNB(バイナンスコイン)を購入
Binanceで口座を開設できたらバイナンスコイン(BNB)を購入します。

Binanceの詳しい使い方は、以下の記事を参考にどうぞ。
>>【徹底ガイド】Binance(バイナンス)の口座開設方法とは?
③ Metamaskをインストール
DeFiサービスを利用するには、仮想通貨のウォレットが必須。
その中でも、一番メジャーなウォレットのMetaMaskがおすすめです。
MetaMaskの導入がまだの方は、以下の記事を参考にインストールしてみてください。
>>【究極ガイド】MetaMaskとは?設定から使い方まで徹底解説!【Web3へのパスポート】
④ Metamaskに送金
MetaMaskをインストールしたら、PancakeSwapの取引に必要なバイナンスコイン(BNB)を送金します。
Binanceで購入したBNBをMetaMaskに送金しておきましょう。
MetaMaskへの入金方法は以下の記事を参考にしてください。
>>【究極ガイド】MetaMaskとは?設定から使い方まで徹底解説!【Web3へのパスポート】
⑤ MetamaskとPancakeSwapを接続
最後にPancakeSwapの公式サイトにアクセス。
[Connect Wallet]をクリックし、[MetaMask]を選択、[BSC Network]であることを確認すれば接続完了となります。

あとはスワップで好きな仮想通貨に交換したり、流動性プールに仮想通貨を預けて利息をもらうなどしてDeFiを体感してみましょう!
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の将来性

それでは、PancakeSwapの将来性や今後の展開についてまとめていきます。
- DeFiマーケットの拡大
- Binance Labによる戦略的出資
- マルチチェーンの導入
DeFiマーケットの拡大
DeFi市場は2020年を皮切りに右肩上がりで拡大しています。
銀行や金融サービスにアクセスできない人でもオープンな市場であることから、今後も世界中でユーザーが増え続ける期待がされています。
その中でも、PancakeSwapはポップなデザインと手数料の低さで圧倒的なポジションを築いており、DeFiの入門編として大きな役割を果たすでしょう。
Binance Labによる戦略的出資
PancakeSwapは、Binanceのベンチャーキャピタル部門である「Binance Labs」より出資を受けています。
.@BinanceLabs has invested in @PancakeSwap‘s utility and governance token, $CAKE.
— Binance (@binance) June 6, 2022
This investment will provide technology development, marketing and community support as well as Web3 enterprise solutions.https://t.co/JHO2P9k9rH
具体的な出資額は不明ですが、技術開発やマーケティング、コミュニティサポート、企業向けのWeb3ソリューションの提供に利用していくと発表しています。
世界No.1の取引所によるバックアップで、さらなるスケールアップが期待できますね。
マルチチェーンの導入
PancakeSwapはBSCチェーンを基盤としていますが、さらなるユーザー層拡大のためにイーサリアムでのプロトコル開発も進めています。
手数料の安さや遅延の少なさが魅力のチェーンであるものの、やはり8倍以上といわれるイーサリアム経済圏の大きさにはまだまだ遅れをとっています。
イーサリアムユーザーも囲い込むことで、UniswapやCurveなどより上位のDeFiプロジェクトを追い越すことを目標としています。
すでに2022年Q3のロードマップにも組み込まれているので、そう遠くない未来に実現するのではないでしょうか。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)についてよくある質問

最後にPancakeSwapに関するよくある質問に答えます。
- PancakeSwapのトークンはどの取引所で買える?
- PancakeSwapを利用するリスクはどうなの?
- PancakeSwapの利益は税金がかかるの?
PancakeSwapのトークンはどの取引所で買える?
PancakeSwapのガバナンストークン(CAKE)は、日本国内の取引所では取り扱いがありません。
海外取引所のBinanceなどで直接購入するか、PancakeSwapでスワップをする必要があります。
仮想通貨投資の幅を広げるために、国内取引所だけでなく、600種類以上の銘柄を取り扱っているBinanceで口座開設をしておきましょう。
PancakeSwapを利用するリスクはどうなの?
PancakeSwapのようなDeFiサービスには以下のようなリスクが考えられます。
- トラブルは自己責任
- インパーマネントロスの可能性がある
- 草コインに注意
PancakeSwapのようなDEXは特定の運営主体がいるわけではないので、ハッキングや操作ミスで資産を失ったとしてもすべてが自己責任の世界。
特に、イールドファーミングを行う際には通貨ペアの価格変動による変動損失(インパーマネントロス)のリスクがあります。
PancakeSwapでは、通貨ペアがBNB × 別のコインとなるため、別のコインの価値が下がれば預けた通貨数より減ってしまう可能性もあることを頭に入れておきましょう。
また、PancakeSwapでは誰でも自由にコインを上場できるので、大きなリターンのチャンスがある反面、大きなリスクも孕んでいます。
草コインに投資をする際は、リサーチを徹底した上で、分散投資を心がけましょう。
PancakeSwapの利益は税金がかかるの?
結論、PancakeSwapなどの海外取引所を利用しても、利益が出れば所得税などの税金が課されます。
所得税法では、日本に住所がある場合、国内・国外を問わず生じた所得(利益)すべてが税金の対象になることが規定されています。
確定申告が必要になってくるので、仮想通貨に詳しい税理士など専門家に相談しましょう。
まとめ
ということで、この記事ではDeFiの代表的なサービス「PancakeSwap(パンケーキスワップ)」について、特徴から始め方までまるっと解説してきました。
PancakeSwapは既に多くユーザーを抱えており、イーサリアム系以外のDEXの中では1、2を争うポジションを築いています。
またポップなデザインと、BSCチェーンならではの手数料の安さから、DeFiの入門編としておすすめです。
今のうちにPancakeSwapに触れておくことで、数年後の先行者利益を得やすくなります。
Web3の流れに乗り遅れないためにも、仮想通貨取引所の口座開設を済ませておきましょう。
おすすめの取引所は最短5分で口座開設ができる世界No.1のBinanceです。
口座開設はもちろん無料なので、今すぐ口座を開設して取引をスタートしてみましょう。
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