
【NFTの入口】OpenSea(オープンシー)とは?特徴から始め方まで解説

NFTマーケットプレイスで最近よく聞くOpenSeaって何?
どんな特徴があって、どんなNFTが買えるの?

よし、今回はOpenSeaについて解説するぞ!
この記事の信頼性
この記事を書いている編集長は、実際にOpenSeaでNFTアートを購入し、仮想通貨関連のブログで月50万円ほどの利益を得ています。その経験をもとに、初心者向けにOpenSeaの概要、特徴から始め方まで詳しく解説していきます。
世界No.1の取引所
もくじ
OpenSea(オープンシー)とは?

OpenSea(オープンシー)は、世界最大のNFTマーケットプレイス。
対応チェーン | イーサリアム (ポリゴン、クレイトン、ソラナ、アービトラム、オプティミズム) |
設立日 | 2017年12月 |
ユーザー数 | 100万人以上 |
取り扱いNFTコレクション数 | 8,000万点以上 |
累計取引高 | $31.74 Billion(約4.6兆円) |
日本語対応 | ○ |
月間200万人以上のアクティブユーザーを誇り、2022年1月には月間50億ドル(約7,000億円)の取引高を記録。
2位のMagic Edenでも最高1億8800万ドル(約275億円)なので、いかにOpenSeaが他のマーケットプレイスを圧倒していることがよくわかりますね。
>>【初心者向け】NFTとは?【始め方までわかりやすく解説】
>>【ソラナのNFTマーケット】Magic Eden(マジックエデン)とは?特徴から始め方まで解説
OpenSeaは誰が運営している?

OpenSeaはCEOのデヴィン・フィンザー(写真右)とアレックス・アタラ(写真左)の2名によってアメリカ・ニューヨークで創業。
両者ともにエンジニアで、CEOのフィンザー氏はPinterest、アタラはPalantirなどのシリコンバレー企業でキャリアを築いてきたエリート。
早くからNFTに目をつけていたことで、2021年のNFTブームに乗り、マーケットプレイスとして圧倒的なポジションを確立しました。
OpenSea(オープンシー)の特徴

OpenSeaの大きな特徴は以下の3つ。
- 誰でも簡単にNFTが販売できる
- 音楽や写真など様々なNFT作品
- マルチチェーン対応
誰でも簡単にNFTが販売できる
OpenSeaでは、誰でも簡単にNFTの作成から販売まで行うことができます。
他のマーケットプレイスでは、クリエイターとしての登録・審査やNFTの作成にガス代がかかることがありますが、OpenSeaではそういった面倒な手続きは不要。

上記のように、データファイルをアップロードし、詳細情報を入力するだけなので、クリエイターにやさしいプラットフォームといえますね。
音楽や写真など様々なNFT作品
OpenSeaに出品されているNFT作品はJPEG画像だけではなく、音楽、トレーディングカード、ドメインなど多種多様。
世界最大のNFTマーケットだけあって、多くのユーザーが集まるため、必然的にクリエイターもOpenSeaに集まってきます。

これからNFTを始めたいという方は、まずOpenSeaを覗いてみれば間違いないでしょう。
マルチチェーン対応
OpenSeaは、元々イーサリアムを基盤としたプラットフォームとしてスタートしました。
しかしイーサリアムの需要方によるガス代(手数料)の高騰や取引の遅延もあり、マルチチェーンに対応しています。
- レイヤー1系:イーサリアム・クレイトン・ソラナ
- レイヤー2系:ポリゴン・アービトラム・オプティミズム
とはいえ、まだまだイーサリアム上で作成されているNFTが大半で、他のブロックチェーンだと作品数が減ってしまうことは否めません。
それでも、ガス代を安くNFTを買いたいというニーズは高まっており、今後認知が上がればより取引は活発になるはずです。
OpenSea(オープンシー)で人気のNFTコレクション

それでは、OpenSeaで人気のあるNFTを3つピックアップして紹介します。
- Bored Ape Yacht Club(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)
- CryptoPunks(クリプトパンクス)
- CLONE X(クローンエックス)
Bored Ape Yacht Club(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)

Bored Ape Yacht Club(BAYC)は、その名の通り「退屈した猿」をモチーフにしたNFT作品。
世界に1万点に制限されており、全く同じ特徴を持った猿は1匹もいなく、それぞれに個性がつけられています。
2021年10月には「Crowned Bored Ape #8585」が過去最高額の697ETH=270万ドル(約3億円)で落札され、世界中で注目が集まりました。
CryptoPunks(クリプトパンクス)

CryptoPunks(クリプトパンクス)は24×24ピクセルで描かれたドット絵のNFTアート。
世界最初のNFTかつ、世界に1万点しか存在しないデジタルアートという希少性からNFTの火付け役となりました。
リリース当時は無料配布されていたものの、2021年に入り価値が高騰し、最高額の作品は11億ドル(約13億円)で取引されました。
CLONE X(クローンエックス)

CLONE Xは、地球外生命体が「すべての地球人を非物質的な存在に変換する」というユニークなテーマのNFTプロジェクト。
日本人アーティストの村上隆氏がデザインに関わっており、メタバースでの実装を視野に入れていることから非常にクオリティの高い3Dアバターになっているのが特徴。
作品数は2万点に制限されており、キャラクターやレア度はさまざま。
2022年2月には「CloneX #4594」が125万ドル(約1.8億円)で販売され、OpenSeaの取引ランキングでもトップ10に入り大きな注目を集めています。
OpenSea(オープンシー)の始め方

OpenSeaの始め方は、以下の5ステップです。
ここでは、イーサリアムチェーンでNFTを購入する場合を例にします。
- Binanceで口座開設
- BinanceでETHを購入
- MetaMaskをインストール
- MetaMaskにETHを送金
- MetaMaskとOpenSeaを接続
① Binanceで口座開設
OpenSeaを始めるには、仮想通貨取引所の口座が必要になります。
というのも、NFTの取引にはETHなどの仮想通貨が必要になるからです。
取引所は複数ありますが、国内取引所よりも手数料が抑えられるBinanceをおすすめします。
世界No.1の取引所で、使いやすさ・安全性ともにトップクラスですし、口座開設はもちろん無料なのでサクッと登録しておきましょう。
② BinanceでETHを購入
Binanceで口座を開設できたらイーサリアム(ETH)を購入しましょう。
Binanceならクレジットカード決済で直接ETFが購入できます。

Binanceの詳しい使い方は、以下の記事を参考にどうぞ。
>>【徹底ガイド】Binance(バイナンス)の口座開設方法とは?
③ MetaMaskをインストール
NFTサービスを利用するには、仮想通貨のウォレットが必須。
その中でも、イーサリアム系のウォレットMetaMaskがおすすめです。
MetaMaskの導入がまだの方は、以下の記事を参考にインストールしてみてください。
>>【究極ガイド】MetaMaskとは?設定から使い方まで徹底解説!【Web3へのパスポート】
④ MetaMaskにETHを送金
MetaMaskをインストールしたら、OpenSeaの取引に必要なイーサリアム(ETH)を送金します。
Binanceで購入したETHをMetaMaskに送金しておきましょう。
MetaMaskへの入金方法は以下の記事を参考にしてください。
>>【究極ガイド】MetaMaskとは?設定から使い方まで徹底解説!【Web3へのパスポート】
⑤ MetaMaskとOpenSeaを接続
最後にOpenSeaの公式サイトにアクセス。
右上のお財布アイコンをクリックし、[MetaMask]を選択すればOpenSeaへの接続完了となります。

ここまで来たら、あとは好きなNFTコレクションを見つけて購入するだけです。
購入したNFTはSNSのプロフィール画像として使ったり、値上がりを待って売買、コミュニティに入るなどオーナーとして自由に権利を活用しましょう!
OpenSea(オープンシー)の将来性

それでは、OpenSeaの将来性や今後の展開についてまとめていきます。
- NFTマーケットの拡大
- Seaportアップデート
- コピーミント防止システム
NFTマーケットの拡大
NFT市場は2020年を皮切りに右肩上がりで拡大しています。

現在はPFP(プロフィール画像)が中心のNFTマーケットですが、今後はゲーム内アセットなどより実用的なNFTがシェアを伸ばすと考えられます。
多種多様なNFT作品を取り扱うOpenSeaが、引き続きマーケットシェアを握っていくことは想像に難く無いでしょう。
Seaportアップデート
OpenSeaは2022年6月にSeaport(シーポート)というアップデートを行いました。
これにより、仮想通貨のみでの決済だけでなく、所有するNFTと組み合わせてNFT作品を購入できるようになりました。
例)100 ETHのNFT → 60 ETH + 40 ETH相当のNFTを組み合わせて購入
さらに、初めてNFTを販売するときにかかる手数料が必要なくなったため、NFTクリエイターになるためのハードルがグッと下がりました。
コピーミント防止システム
NFTがブームを起こす中、たびたび問題視されていたのが模倣作品や盗作の問題。
OpenSeaでは、これらの問題に立ち向かうために、2022年5月より以下2つの「コピーミント防止システム」を導入。
- 画像認識技術:OpenSea上のすべてのNFTをスキャンし、本物のNFTと照合
- 人的なレビュー:削除勧告を人の目でレビューし、コピーや反転、加工されたNFTを特定
この2つのシステムを活用し、コミュニティの協力を得ながらすべてのコピー作品を削除し、新しいコピーミントの出現を未然に防ぐとしています。
このようにOpenSeaではユーザー目線にたった開発を加速しており、よりシェアを拡大していくと考えていいでしょう。
OpenSea(オープンシー)についてよくある質問

最後にOpenSeaに関するよくある質問に答えます。
- OpenSeaにおけるNFTの取引手数料は?
- OpenSeaで購入したNFTはどこで見れる?
- OpenSeaでクリエイターとしてNFTを出品するには?
OpenSeaにおけるNFTの取引手数料は?
OpenSeaではすべての取引において2.5%の手数料を徴収します。
また、それとは別にブロックチェーンのガス代(ネットワーク手数料)がかかってきます。
特にイーサリアムのガス代は、時間帯によって変動するのでEtherscanで随時確認するのがおすすめです。
リスクを少なく取引したいという方は、まずは手数料の低いポリゴンやソラナチェーンに出品されているNFTから始めてみるのがいいかもしれません。
OpenSeaで購入したNFTはどこで見れる?
OpenSeaでNFTの購入が成立すると、プロフィールページとMetaMaskのアプリ版の[NFTs]のタブにNFTが反映されます。

PC版のMetaMaskのデフォルト状態では、NFTの確認はできないので注意してください。
OpenSeaでクリエイターとしてNFTを出品するには?
OpenSeaでNFTを出品するのは非常に簡単で、MetaMask、イーサリアム、NFT化するデータファイルを準備し、以下の4ステップを行うだけです。
- NFTをミント(発行)する
- 詳細情報を記入する
- ガス代を支払う
- 出品完了
また、OpenSeaではクリエイターがロイヤリティを設定することが可能で、最大10%まで任意で設定できます。
腕に自信のあるクリエイターはぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は世界最大のNFTマーケットプレイスである「OpenSea(オープンシー)」について、特徴から始め方までまるっと解説してきました。
クリエイターが簡単にNFTを作成できることから、次々と新しいNFTコレクションが登場し、中には億単位で取引される作品もOpenSeaから出ています。
今のうちにOpenSeaに触れておくことで、次のブルーチップNFT銘柄をいち早く手に入れることができます。
このチャンスを取りこぼさないためにも、仮想通貨取引所の口座開設しておきましょう。
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